2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧
古事記は、上・中・下の三巻に分類されますが、イザナ岐、イザナ美の話は、上巻の序章に過ぎません。この後の展開を混乱しないよう、古事記の一覧図を掲載します。一覧図といっても、上・中のあたりまでです。最後の推古天皇まで1枚の中に収めることは可能…
イザナ岐は、死者の国の「黄泉(よみ)の国」から、ようやくも戻ってきました。これが「蘇る(よみがえる)」の由来だとか。イザナ岐は、死者の国から、帰ってきたので、身がけがれたわけで、禊(みそぎ)を行います。脱ぎ捨てる衣、袴、冠、腕輪、などから…
島造りを終えた、イザナ岐とイザナ美は、住居・海・河・水・風・木・山・野・土・霧・谷・船・食物などの神を、次々に創り出しました。古事記の中では、それぞれの逸話の中に登場しますので、なんとなく覚えていれば、よろしいかと。 代表的には海の神「オオ…
古事記の物語は、造化三神、別アマツ神、神世七代の神々を創造した後、イザナ岐、イザナ美が、島を造るところから本格的な国造りが、始まります。 日本の国土は、最初は「①淡路島」。続いて「②四国」、そして「③隠岐島」「④九州」「⑤壱岐島」「⑥対馬」「⑦佐…
さて、古事記に関しては、数多の研究者の方が著書だけでなく、ネット上にも各種文献や意見がでています。その意味で、いまさらながらですが、「国の始まり」について、図式とともにまとめておくことにします。 旧約聖書の「創世記:天地創造」では、唯一神が…
旧約聖書では、唯一神が、0日目に「無」から「天と地」を作り、その後、世界のあらゆるものを創り出しましたが、ギリシャ神話では、国の始まりはどのようになっていたのでしょうか。 ▮ギリシャ神話におけるガイアの位置づけ ギリシャ神話の中心的存在は、全…
日本神話では、最初に国作りの神々が現れ、自然の中に存在する神々を創り出していきます。では、旧約聖書では、どのように記述されているのでしょうか。そもそも、旧約聖書には、大昔からの出来事が、各ステージごとに記述されており、順序だてて、知ること…
さて、古事記が編集された背景を解説しましょう。こういった背景は、特に覚える必要はないですが、深く知りたい際には、とても重要な情報です。古事記は、時には史実に基づくものの、少なからず、勝者のバイアス(偏り)がある、ということを、分かってもら…